| ◆和讃点描topへ ◆ごあいさつ・購読登録・解除 ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■ 親鸞とともに〜日々を生きるために〜 『和讃点描(わさんてんびょう)』 創刊準備号/ http://wasansobyo.hp.infoseek.co.jp/ ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■ ★この有料メールマガジンは、真宗大谷派(本山・東本願寺)末寺(九州) の住職により描かれた内容に、編集人である娘(木蓮・もくれん)が前書きを 加えて配信しています。 ご意見ご感想は、下記のメールアドレスへお願いいたします。編集人を通じて、 筆者・南岳に送信いたします。 ★不定期ではありますが、月1回を目標にしております。 日々を考えるひとつの機会にしていただければ幸いです。 ★このメールマガジンの転載転送は、親しい方々にひとつのきっかけやヒントとし て送られる場合に許可されています。その場合はご自由に、ご活用ください。 その他の場合においての転載・転送はおやめ下さい。著作権法で保護されてい ます。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ はじめに ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ はじめまして。編集人の木蓮(もくれん)と申します。ハンドルネームです。 釈迦の十大弟子の1人である目連から、音だけを拝借しました。 このメールマガジンは、そもそも私の父である住職が、親鸞聖人の和讃を読み 解いたものです。 平成12年12月25日にまぐまぐからプレミアム版の有料メールマガジンとして2 年間定期的に配信させていただきました。読者数はわずかでしたが、終刊のお 知らせを配信した後、読者様から続編のご依頼をいただきました。 光栄なことです。 ひとつ躊躇することがありました。有料メールマガジンの『和讃素描』は比較 的平易な解説ですが、続編の『和讃点描』は親鸞の『高僧和讃』をひもといた もので、やや専門的な内容が多く、仏教の知識がない私には難解です。 自分自身が理解するに四苦八苦しているものを有料で配信することにためらい がありました。 そして私自身も学びつつ配信するという姿勢で、続編は無料メルマガとさせて いただきました。 お一人でも多くの方にお読みいただくことが南岳にとっても喜びであると考え たこともあります。 ここに、有料メールマガジン創刊時の一節があります。 *********************************** また寺院に生まれ育ちながら、宗教とはほとんど無縁に過ごす木蓮から見て、 ややもすれば仏教が一般の方々と遠いところにあり、死者を供養する意味でと らえらえがちなことが多くなっていると感じるためです。本来、仏教とは、ま た親鸞の教えとは「人が生きるためのもの」なのです。寺院もまた、生きる道 を探すための場所なのです。 老舗企業の相次ぐ倒産、不良債権、テロで騒然とした世界。平和、という言葉 が奇跡のようにも思えることがあります。こうしてパソコンの前に座り、父が 描いたメッセージを皆様にお届けしている、今この時間さえ、ありがたい、存 在しがたい奇跡ではないかと思うほど、混濁とした社会です。 こんな時代をどう生きればいいのか、親鸞聖人の和讃には答えがあるはずです。 求めるなら、見つかるはずです。 *********************************** 平成12年のクリスマスを前に書いたこの時の状況と、世情が何も変わっていな い、いえかえって混沌をきわめていることに深い嘆きを覚えます。 景気はなるほど、少しずつ光が差しはじめているのかもしれません。 しかし、心の闇はますます深まっている気がします。犯罪の低年齢化、児童虐 待・・・あり得てはいけない現実を、私達は日々目の当たりにしています。 何をすればいいのか。どこから始めればいいのか。答えは簡単に見つかりませ ん。 得度もしていない木蓮に親鸞の教えを広げ伝える手伝いができるとは到底思え ません。ただ、70余年の日々を親鸞に真宗に学んできた南岳の筆を借り、私 自身は3歳と7歳の子供を持つ母親として日々のありようや思いを伝えて行け ればと思っています。 それでは、創刊号でお会いしましょう。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【和讃1】 本師龍樹菩薩(りゅうじゅぼさつ)は 智度十住毘婆娑(ちどじゅうじゅうびばしゃ)等 つくりておおく西をほめ すすめて念仏せしめたり ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【大意】 わが龍樹菩薩は 大智度論(だいちどろん)百巻・十住尾婆娑論(じゅうじゅう びばしゃろん)一七巻を 著してその中で大いに西方浄土を賞めたたえ、 念仏をおすすめくださいました。 【私解】 本願念仏のみ教えを弘教(ぐきょう)された三國(さんごく)の七高僧を挙げて、その釈文(しゃくもん)に付加して事業を讃歎されたのが、これから読み始めようとする高僧和讃である。 聖人が七高僧を選定されるには次のような理由がある。 まず書物を著して広くすすめてくださったかどうか。ここでは智度論と毘婆娑論を挙げられるが、第二祖の天親菩薩(てんじんぼさつ)には『浄土論』、第三祖の曇鸞和尚(どんらんかしょう)には『往生論註』(おうじょうろんちゅう)がある。それぞれの著書があることが大事で、これを「著書垂範」(ちょしょすいはん)と言う。 次に著書があるだけでなく、この中で独自の領解が述べられているかどうかである。 龍樹大師は難行道易行道(なんぎょうどういぎょうどう)と、仏道を大別して易行道の念仏をおすすめになり、天親菩薩は一心帰命と教えてくださる。これを「発輝各説」(ほっきかくせつ)と言う。 おしまいに、どのように優れた著書があり、独自の領解が述べられていても、生活と遊離していたら我に無縁である。教えを身に具現してゆく歩みを「解行相応」(げぎょうそうおう)と言う。 この三つのいずれも欠けることなき七人の先達を聖人は挙げて「三国の祖師各々一宗を興行す」と讃歎される。 『正信偈』を「唯可信斯高僧説」(ゆいかしんしこうそうせ)で結ばれたように、各師それぞれの国と時の異なりの中で、独自の説を展開しながら、一器の水を一器に余さず移すように、自らのところにまで到り及んでいることを聖人は深く確認しつつ、和語讃歎されるのである。 「つくりておおく」と開き「すすめて念仏」と絞り込んだ表現は英才類なき菩薩を八宗の祖と仰ぎつつ、念仏一門に乗托(じょうたく)した姿を、極めて端的にうつして間然とするところがない。 法魂詩才横溢の人にしてのみ、よくなし得る言葉でもあろうか。 (南岳) ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■ 親鸞とともに 『和讃点描(わさんてんびょう)』〜日々を生きるために〜 発行責任者:木蓮(もくれん) 共著:南岳 http://wasansobyo.hoops.ne.jp/ インターネットの本屋さん『まぐまぐ』により配信されています。(ID:125708) 購読登録は http://regist.mag2.com/reader/Magrdadd から 購読解除は http://regist.mag2.com/reader/Magrddel からご自分でお願いします。 Copyright(c)2004 Mokuren all rights reserved. ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■ |